2012年9月28日金曜日

「東京の雑踏」を味方につけたいものです


今週も、リハを兼ねて公園です。代々木公園。すっかり暑さも薄れ、気持ちの良過ぎる程の休日。

いや、小金井公園とは違い、なにしろ、入園者が多い。そりゃ、そうです。天気の良い日の代々木公園ですから。

でも、音はやっぱり、小金井公園とは雲泥の差。E君と一緒に考えたのですが、やっぱり、「入園者の多さ」ではなく、何か周辺の道路その他の「東京の雑踏」が大きなノイズとなっているっぽいです。周囲が森で、真ん中に広場っていう地形はほとんど同じなんですが、こんなにも音が違うとは・・・代々木公園は、音が出て、途中で落ちていく、という感じ。小金井公園は、音が出て、そのまま抜けていく、といった感じとでも。

今回も、お声がけいただきました。「電気グルーヴが好きなんす」と、公園のどこからか聞こえてくる「虹」に反応してくださったようです。たまにこうやって、トークボックスの「音響」ではなく、曲の「音韻」に反応してくださる方もいて、うれしゅうございます。

ということで、今週末は、久しぶりの高円寺駅前路上パフォーマンスと、高円寺のバーでの室内ライブ(苦手)です。

●今日のポイント

「東京の雑踏」を味方につけましょう。






2012年9月21日金曜日

秋の活動スタートしました


さてさて、9月15日。敬老の日。ほんの少しですが、真夏の空気が秋に入れ替わった気配の日。路上演奏活動を再開いたしました。正式には、2カ月ぶりくらいでしょうか。

まずは、肩慣らしということで、僕らの(勝手に)ホームグラウンドである小金井公園です。

風もなく、じっとりとした暑さでもなく。春とはまた違うであろう秋の路上を予想させてくれるような気持ちのよい日。

今回は久々にじっくりと練習できた感じです。そして、相変わらず子供が寄ってきます。お母さんも寄ってくるんですが、お母さんはだいたい1曲聴いて、明らかに「なるほどね。もういいわ」的な表情になり、子供に無言で「さ、いきましょう」というテレパシーを送ります。子供は、最低2曲目までリスニングしていってくれます。ノリのいい子はダンスもします。

ちなみに、この動画は、キヤノンのiVis HF-G10で録音・録画しています。画像もキレイなのですが、なんといっても録音能力がスンバラシイ。マスコミでも取材カメラとして使用しているようです。この動画で聞こえる音量や音圧、音の拡がりがほぼそのまま、現場で聞こえてくる感じです。セミの音がちゃんと入っています。もちろん、タイピング音は後から入れています。(余計なもの入れやがって。)スミマセン。

公園の広さと、アンプのディレイ、エフェクターのデジタル・ディレイなどがぐるぐるぐると混ざって、小金井公園ではだいたいいつもこんな感じの音響になります。ちなみに、前のエントリーの代々木公園と比較してみると、ノイズが極端に少ないのです。でも、これはノイズではなくて、代々木公園の噴水の音、そして周辺の雑踏の音なのです。代々木ではこの音です。だんだんと、現場によっての音響の感覚がわかるようになってきた気もします。路上演奏は、PAも兼業です。いや、音韻から音響の現代だからこそ、PAもパフォーマーの1アイテムなのでしょう。何言ってるのかわからなくなってきました。

●今日のポイント

果たして路上演奏専門の僕らに、室内でレコーディングしたトラックはいるのか?いらないのか?・・・



2012年7月31日火曜日

品川駅前、通報により中止。


いや、路上演奏をスタートしてかれこれ半年。初の「通報により中止」。動画をご覧いただければおわかりになるように、僕らは特にラウドネスな音のロックとか、ジェームス・ブラウンのようにシャウトしたり、フレディ・マーキュリーのように高らかに唄うような感じではありませんので、珍しいな、と。トークボックスの音がそんなに嫌なのかなあ?と。

調べてみると、どうやら7月から急にこのあたりの演奏禁止の締め付けがタイトになったようで、どうやらみなさん通報されているらしく。

というわけで、残響が素晴らしかった品川駅での路上演奏は休止ですねえ・・・ちなみに、その時のお巡りさんの発言を、今後の勉強のためにメモ的に書いておきますね。

「代々木公園でやればいいじゃないですか」
「あなたたちの音楽性がどうこう言ってるわけではありませんので」
「ヘブンアーティストに登録すればいいじゃないですか」
「申し訳ありませんが通報が来たら、やめてもらわないとならないんですよ」

特に上目線的な言い様ではなく、あくまでも実務です的な感じでした。
あとは免許見せて、照合されて終了。品川駅前・・・いい現場だったんですけどねえ。


●今日のポイント

代々木公園での路上演奏は合法と認められていることがわかりました。収穫。






2012年7月28日土曜日

この夏最後の高円寺駅前トークボックス


今日も高円寺駅前広場。そして、今日から新たに、Kくんが加入。彼が担当するのは、現在のふたりでは手が回らない楽器全般。今日は、タブラをプレイしてもらいました。次回からは、トークボックスのハーモニー(ハモリ)なども担当してもらう予定です。これでまた音が厚くなりそうです。

そして、今日もお声がけを頂戴しまして、感謝です。

そろそろ、暑さがキツくなってきました・・・夏はあと1回くらいが限度でしょうか・・・。ダブルヘッダーでの路上演奏までやっていた5月から6月までと比較すると、7月も下旬となると搬入出の辛さに負けて、ペースがガタ落ち。秋までは精力的活動は休止です。各人、自宅での練習と研究に専念です。

先日、ラジオでどこだかの夏フェスに出演するミュージシャンが「夏フェス、楽しいんですけど、体力つけとかないと辛いんです・・・」と告白していました。なるほど。身にしみてわかります。彼らは搬入出なんて無いからアレですが、真夏は演奏そのもの自体に体力がそうとう必要です・・・

たまたま高円寺に住む知人が通りがかり、「ダフトパンクが聞こえてきたので、来てみたら・・・まさかのあんたか!」と。そりゃあ、街を歩いていて、ロボ声が聞こえてきて、行ってみると知り合いが演奏していたって珍妙ですよね。

●今日のポイント

トークボックス路上演奏の活動休止期間は、8月。そして、1月〜2月(予想)。






2012年7月8日日曜日

なにかの童話に出てくる変な音楽隊


またもや、高円寺駅前での路上演奏です。そろそろ、暑くなってきたので、8月はお休み。7月は猛暑日がやってくるギリギリまで続けたいと思います。


今日も多くの方にお声がけいただき、ありがとうございました。特に印象的だったのが、子供!

子供にとっての僕らは「なにかの童話に出てくる変な音楽隊」に違いないのです。いや、変な音楽隊には違いないんですけどね・・・ほら、ディズニーランドとかで、森の大木が急に歌い出したりするじゃないですか?アレですよ。アレ。こちらを見ている表情がそのものですもん!


ガブリ付き最前列でガン見する子供クラウド。この瞬間、僕らは「路上演奏」ではなく、「ブレーメンの音楽隊」になりました。大人でも初めてみる方が多いトークボックス。子供の少ない経験の中にでっかく居座ることができて光栄です。トラウマ!!!!!!!!!!


●今日のポイント

トークボックスの音楽隊が主人公の童話を書いてみたくなりました。ちょっと泣ける感じの。







2012年7月1日日曜日

路上演奏におけるキャリー(カート)の重要性


以前のエントリーで、路上演奏におけるキャリー(カート)の重要性を書きました。特に僕らのような重い機材が多い方は、キャリー選びは慎重に・・・

実際に写真を用意しました。なんと言っても、一番大切なのは「a」。車輪です。車輪の幅は太ければ太い程良いです。チャリンコでいえば、タイヤの細いママチャリよりも、タイヤのぶっといBMXの方が楽で安定感がありますよね。あれです。車輪が小さいと、本当に疲れますよ。

トークボックス担当のEくんは、路上をスタートした頃、細くて小さな車輪のキャリーを使っていましたが、井の頭公園の搬入出で見事にダメにしました。

b」のゴムバンドも重要です。これも太ければ太いほど、荷物をガッチリガードしてくれます。細いものは、へたすると切れます。できれば、自転車用のゴムバンドなどを別途購入する方が得策です。

c」は、荷物を置けるタテ・ヨコのスペース(ベースプレート)。特に、「タテの幅が重要です。ヨコ幅は割りとはみ出すのが当たり前くらいなのですが、タテ幅のはみ出しが多いと、荷物はぐらついて載りません。幅については、まず、自分の載せる機材のケースやバッグの寸法を測ってから検討しましょう。

つまり、本当は理想的なのがキャリーではなく、台車です。僕らも台車の導入も検討したことがあったのですが、断念。さすがに台車まではEくんの愛車には載りません。

で、僕もEくんも、上記のすべてに一度失敗しているので、経験からくることなのです。

しかし、まさかキャリーについて詳しくなるとは・・・生きているうちにはいろいろなことがあるものです。一生勉強です。

Eくんお勧めはこれです。僕も次はこれにしようかと。


●今日のポイント

路上演奏機材運搬用のキャリーの鉄則。車輪幅。ゴムバンドの太さ。ベースプレートの「タテ」のサイズ。

Atomic Cat サイト(レスポンシブデザインだから見やすいということだけが唯一の自慢です)
Youtube チャンネル(悪く言って素人臭さ満載、良く言えば DIY 感覚たっぷりの PV)
Facebook(いいね!の少なさが友達の少なさを物語っています)
Sound Cloud(路上演奏家なので DAW 、レコーディングが苦手です。EDMって何ですか?)
Google+(何かの勢いでやり始めています)
Tumblr(世界のトークボックスネタを冬眠前のリスのようにコツコツと集めています)
Blog(ここです)




2012年6月23日土曜日

高円寺駅前二回目


5月、6月はほぼ毎週どこかで路上パフォーマンスしている計算になります。今日も高円寺駅前で演らせていただきました。

やっぱり、高円寺は音楽タウンでした。今日は、一度演奏した曲を再度演ってくれとリクエストをいただきました。というわけで、ダフトパンクの『デジタルラブ』。この曲は、ホントに人気ありますよね。原曲がロボ声なので、僕らのロボ声がスンナリと自然に受け入れていただけるのでしょうかね。

というわけで、僕らの最近の路上演奏でのヘビロテはこんな感じですよ。

●風をあつめて(はっぴいえんど)
●デジタルラブ(ダフトパンク)
●クローストゥユー(バート・バカラック)
●セイユーラブミー(パティ・オースチン)
●虹(電気グルーヴ)

70年代、80年代、90年代、00年代と、時代を広く選曲しています。

そして、相変わらず、トークボックスについてのご質問を多数お声がけいただいております。Eくんの説明も、回を追うごとに「足したり引いたり」と慣れたもんです。僕らのパフォーマンスは、完全に「演奏と楽器の説明」が必須になってきました。


●今日のポイント

トークボックスの説明自体も、エンタメにしていきたいです。









2012年6月20日水曜日

僕らは、音質より音量。



僕らのトークボックス路上パフォーマンスの最重要機材のひとつは、税込4,980円です。

もともと、まだこのトークボックスのプロジェクトをスタートする前に公園でベース・アンプにしたりして遊んでいたのが、サウンドハウスオリジナルのギターアンプ


モバイルアンプはいくつかあるのですが、とりあえず、「最安値 電池駆動 アンプ」で検索して探した1台。検索結果をクリックして唖然としました・・・。
4せん9ひゃく8じゅうえん!!??

我が目を疑いました。そして、半信半疑で届いたアンプをテストしてビックリ。音量が桁外れにデカい!スペック的には出力10ワット。路上には必要にして十分。
路上演奏で「音質がどうしたこうした」というのは野暮。音の良さなんて、過去の経験から最初から捨てています。

さらに凄いのは、このアンプ、ミキサーとしても代用できるのです。



まずはこうして通常のジャックにメイン楽器のプラグを差し込みます。Eくんだったら、トークボックス用のマイクを。僕はギターを。


アンプの裏側。左から、ヘッドフォンジャック、小さな穴がMP3プレーヤー用のジャック(iPhoneとかウオークマンとか突っ込めます)、そして、マイクジャック、マイクのボリュームツマミ。僕らは、シチュエーションによって、ここにリズムボックスを入れたり、他の楽器を差し込んだりしています。

つまり、これ1台で、カラオケをバックにギターを弾きながら、唄が歌えるわけです。路上に必要なモノ全部入り。弾き語りの人はこれお勧めです。コスパとかいう問題じゃないですよ。

繰り返しますが、僕らは「音質がどうしたこうした」というのは最初からまったく考えていません。とにかくデカい音量が出て、電池駆動かどうか。このふたつだけです。音質は、屋内で演奏する時か、パソコンで録音する時だけです。

路上は音質じゃない・・・これは、演ってみるとわかっていただけるはずです。目的の到達地点が、屋内演奏の意味合いとまったく違うのです。

とはいいつつも、サウンドハウスの販売ページのレビューも見事に賛否両論。つまり、音質を路上に持ち込みたい人と、路上演奏という独特のノリ重視の人がいらっしゃるという証拠なのです。今日は力説してしまいました。ごめんなさい。


●今日のポイント

僕らは、音質より音量。できれば、音圧。そして、電池駆動。


Atomic Cat サイト(レスポンシブデザインだから見やすいということだけが唯一の自慢です)
Youtube チャンネル(悪く言って素人臭さ満載、良く言えば DIY 感覚たっぷりの PV)
Facebook(いいね!の少なさが友達の少なさを物語っています)
Sound Cloud(路上演奏家なので DAW 、レコーディングが苦手です。EDMって何ですか?)
Google+(何かの勢いでやり始めています)
Tumblr(世界のトークボックスネタを冬眠前のリスのようにコツコツと集めています)
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2012年6月10日日曜日

平日の夜の品川駅前で「何か口に咥えているヤツがいた」


先日の品川駅前での路上トークボックスの動画です。もう本当にこの残響が気持ちいいのです・・・が・・・、人々の見事なまでのスルーっぷり!高円寺駅前とはまったく違います。

やっぱり、トークボックスの「何か口に咥えて唄っている変なヤツがいる」という特異性でジーっと見てはくれるのですが、立ち止まってはくれません。

とはいえ、ちょっと知ってそうな方がちゃんと立ち止まって見てくれてるというシーンは何度かありました。「まさか自分の通っている会社の近くでトークボックスの実物が見られるとは・・・」といったような表情のビジネスマンの方も。ただ、今までの公園や、高円寺駅前とは違い、お声がけはまったくなしです。

金曜の夜のオフィス街。あえて選んだこのアウエイ感があまりに気持ちいい。変な話、演奏に集中できた夜でした。


●今日のポイント

ある意味鬼門、ある意味福門の品川駅前。また、ここで演りたい。




2012年6月5日火曜日

品川駅での演奏がシンセサイザーギークサイトに掲載されました


マトリックスシンセという、アメリカのシンセサイザー専門サイトに、先日の品川駅前でのテスト演奏動画が掲載されていました。シンセサイザーギークサイト!これは、うれしゅうございました。




●今日のポイント

路上演奏の動画はなるべく撮影しておくこと。今の時代、録音より録画。なのか。