トークボックス路上演奏日誌: 性格・テク共に最高のグルーブをもつ男とトークボックスセッション。

のっけから、ファンキーかつ明らかに悪そうな人の写真です。そうです。偶然に新宿駅西口でセッションしたスペインから来日中の大学教授兼ミュージシャンのサンジェイピーターズ氏と再度セッションすることになりました。

もちろん、僕らですから、すべて路上。高円寺、中野、公園で一日中、サンジェイのグルーブ感溢れるカホンで演奏していました。年下なので敬称略です。

まるで僕らのアレンジをわかっているかのように、ちゃんと合わせてくれちゃったりして、グルービーな野郎でした。ギターに張り付いてくれるようなリズムなんす。

サンジェイは、移動中も酒呑んでる時もメシ食ってる時も、常に音楽が入っていました（動画あり）。

「サンキューミスターガードマン〜」と唄っています。直前にビルのガードマンさんに演奏を注意されたことを早速、曲に仕立てたわけですね。恐ろしい男です。

初夏めいてきた高円寺駅前で、ビールを飲みながらまったりと演奏していると、いったいここはどこで、今は西暦何年で、つか、口から透明のチューブをダランと垂らしたこいつは誰で、その隣で箱を叩いているこの肌の黒い男はいったい誰なんだろう？なぜオレはここにいる？まあ、んなこたあどーでもいいや。気持ちよければ・・・という村上春樹の本か三木聡の映像に出てきそうな得体のしれない不条理感覚がクセになりそうでした。

夜は最近お約束の中野駅前。たくさんのリスナーさんたちの前で、気持ちよく演奏できました。トークボックス担当Ｅくんは「パツキン美女二人組（たぶん、中野ブロードウエイ目当ての観光客）がニコニコして聴いてくれてたわ〜」とご満悦。