2014年8月11日月曜日

ニューオリンズのドリス女史



今年の夏は、絶対的に夜ライブということに決めました。この2年間、夏の活動は東京の猛暑のため休止していたのですが、夜から活動すればマシだろうということで。



そんな真夏の日、代々木公園(デング熱発覚前)でヘラヘラっとリハしていたら、僕らの音に合わせて歌いながら、そして踊りながら近づいて来たブラックビューティーが・・・

彼女は、ドリスさん。ギタリスト。日本へは旅行で。そして、ニューオリンズで活動するストリートミュージシャン。「ターニャ&ドリス」という、ヴァイオリンとギターの二人組。僕らと似ているのです!編成だけは!






話しているうちに、ギターを弾いて一緒に演ってみました。いや、コ〜レが!すげえ!ドリス女史は爪を伸ばして、ガットギターでガシガシ弾くというニューオリンズスタイルのcutting。音のヌケ感、リズムの解釈が違いました。

僕の使っていたループステーションだの、カオスパッドだのエフェクターだのにはまったく興味を示さず(アンプには興味津々でした)。

そして、この日以来、僕らの(つか、ギターの僕の)路上演奏スタイルが激変しました。ループステーションやリズムボックスをすべて捨てて、伴奏はギターのみ!というスタイルに。何か、そういうガジェットに囲まれて演奏している自分が「負けている。このかっけー黒人のオバちゃんに完膚なきままに負けている。」と感じたからです。

ガキの頃から「人に影響されやすい」のです。この夜からは、ギターのボディを叩き、ストンプボックスを踏みながら、パーカッシブなギター・プレイの日々です。

去年、恵比寿の駅前で演ってた時に「トークボックスと、アコースティック・ギターという組み合わせがイイ」とアサラトのプレーヤーに言われたことも後押しされています。聴いてくれてるヒトたちにいろいろなヒントをもらっているのだなあ。これが。

●今日のポイント
「人に影響を受けやすい」=「柔軟性がある」=(得意の)自己肯定理論。

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